『警部補ダイマジン』は打ち切りなのか?漫画とドラマで状況がまるで違う

『警部補ダイマジン』は打ち切りなのか?漫画とドラマで状況がまるで違う

『警部補ダイマジン』は打ち切りになっていません。漫画版は2026年5月現在も『週刊漫画ゴラク』で連載が続いており、最新第28巻が2026年4月28日に発売されたばかりです。ドラマ版も、テレビ朝日「金曜ナイトドラマ」枠の全8話を予定通り放送して終了しています。

ただ、ドラマの最終話を見ると「打ち切り」と検索したくなる気持ちは分かる作りです。百鬼行人が「44」の指導者だと判明した直後に、さらにその上の「先駆者」が提示され、台場と平安が本格的な壊滅作戦を始めると宣言したところで幕が下りています。

漫画とドラマで事情がかなり違うので、それぞれ分けて整理します。

目次

百鬼の正体が分かった瞬間に終わるドラマ

ドラマ版の終わり方が「打ち切りでは?」と言われる最大の原因は、最終話の構成そのものにあります。

ドラマ版は全8話を予定通り放送している

2023年7月7日に放送が始まり、同年9月1日の第8話で終了。金曜ナイトドラマ枠は全8話前後が標準的な構成で、放送回数が短縮された事実はありません。

最終話では、「44」の目的が現首相の暗殺計画であることが明かされ、台場たち特命班がこれを阻止します。ここまでは一つの決着がついています。問題はその直後です。百鬼行人(高橋克典)が「44」の指導者と判明したかと思えば、さらにその上に「先駆者」(声:大塚明夫)の存在が示され、百鬼と清家大臣を二重スパイとして組織に送り込むという新たな作戦が始まったところでエンディングに入ります。

物語が閉じたのではなく、明確に次の段階へ進んだ状態で終わっています。

地上波版とTELASA完全版で描かれるラストが違う

地上波版だけを見た人は、平安才門がなぜ「44」にこだわるのかを知らないまま最終回を迎えています。TELASA(テラサ)で配信された「完全版」には、平安の母・綾子の最期が描かれており、綾子が残した「あなたのお父さんは悪魔」という言葉が、平安を「44」追及に突き動かした原動力として描写されています。

この場面は地上波では丸ごとカットされました。完全版では平安の父が「先駆者」であるという確信がより鮮明に描かれており、地上波版とは最終話の印象がかなり変わります。地上波だけで判断すると物語の核が一つ欠けた状態なので、「途中で終わった」と感じるのは無理もないことです。

漫画は止まっていない

ドラマは2023年で止まっていますが、原作漫画はまったく別の速度で動き続けています。

28巻まで出ている連載の現在

リチャード・ウー(原作)とコウノコウジ(作画)による漫画版は、日本文芸社の『週刊漫画ゴラク』で2019年1月から連載中です。2024年1月には連載200回を突破しています。

巻数発売日備考
1巻2019年6月28日単行本化開始
20巻2024年3月28日一部で「完結」と誤認
26巻2025年10月29日新章突入
28巻2026年4月28日最新刊

28巻時点では「44」編を越えて「サライの消しゴム」編に進んでおり、台場は警視庁捜査一課のエースとして他県警への潜入捜査にも従事しています。刊行ペースは3〜4か月に1冊で安定しており、次巻は2026年7月頃の発売が見込まれます。

「20巻で完結」という情報が残っている理由

2024年3月に20巻が発売された際、一部の電子書籍サイトや書影データベースで「完結」タグが付いたことがあります。物語上の大きな区切り(44編の一段落)と重なったため、作品全体の終了と誤認されたようです。実際には連載は200回を越えて継続していました。

2026年5月時点で28巻まで刊行されている事実が、この誤情報に対する最も明確な答えです。

ドラマの続きはあるのか

最終話の作り方から考えれば、制作側がシリーズ化を意識していた可能性はあります。ただし、現時点で確定した情報は限られています。

第2期の公式発表と出演者のコメント

2026年5月15日時点で、ドラマ第2期の制作が決定したという公式発表はありません。

最終回の放送後、主演の生田斗真、土屋太鳳、向井理による座談会で「もし続編があるなら」というトピックが語られたことが映画ナタリーで報じられています。制作現場にその意識があったことは読み取れますが、具体的な進展を示す発言はその後出ていません。

原作漫画が28巻まで進んでいる以上、ドラマ化できるエピソードのストックは十分にあります。ただ、それが第2期の制作決定を意味するわけではないので、公式からの発表を待つしかない状況です。

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