『東京サラダボウル』打ち切りの噂はなぜ出たのか?完結から新シリーズを調査

『東京サラダボウル』打ち切りの噂はなぜ出たのか?完結から新シリーズを調査

『東京サラダボウル ー国際捜査事件簿ー』は打ち切りになっていません。漫画は全5巻で第1部が完結し、ドラマはNHKドラマ10枠の全9回を予定通り放送しています。2025年12月には、作者・黒丸氏が2026年から新シリーズ『警視庁編(仮題)』の連載を開始すると告知しました。

ただ、ドラマ最終回で鴻田が阿川の首の傷口に直接指を入れて動脈を押さえる場面まで描いておきながら、犯罪組織「ボランティア」は壊滅しないまま物語が区切られます。この落差が「途中で終わらされたのでは」という声につながっています。

第1部と第2部の間にいる空白期間です。

目次

「途中で止められた」ように見えるのはどこか

漫画とドラマ、それぞれに「打ち切りでは」と思わせる場面があります。

組織が壊滅しないまま終わる警察漫画

漫画版第5巻では、有木野の元相棒・織田が遺したジッポライターの中からSDカードが見つかり、阿川が不法滞在者を「ボランティア」に売り渡していた証拠が明るみに出ます。有木野が織田の墓前で通訳人を続ける決意を語る場面が、第1部で最も重い瞬間でした。それでも組織そのものは影を残したまま終わります。

警察漫画では巨悪が壊滅して決着がつく展開に慣れた読者が多く、捜査の継続を示唆して閉じる結末は、どうしても「途中で止められた」と映ります。この巻数に多文化共生というテーマを収めたことに対し、「もったいない」と「打ち切りでは」が混在する声がBookMeterなどに残っています。

第8回の回想演出が呼んだ「打ち切り」の声

ドラマ版で噂が広がった直接のきっかけは第8回です。最終回の1つ前にあたるこのエピソードが、ほぼ全編回想シーンで占められていました。「最終回直前に全編回想というのは、制作上何かあったのではないか」という反応がブログやSNSに広がり、打ち切りという言葉と結びつきました。

実際には当初の予定通りで、放送回数の短縮や中止の形跡はありません。

鴻田の異動と上麻布署の物語の幕引き

ドラマ最終回では、阿川がシウに首を切り裂かれ、鴻田が傷口に指を入れて止血し一命を取り留めます。事件後、鴻田は警視庁本庁の国際犯罪対策課へ異動。ラストシーンでは新しい職場に遅刻しそうな彼女を有木野が迎えに来て、二人のコンビが続くことだけが分かります。

前向きな幕引きではあります。ただ、上麻布署という舞台ごと物語が閉じるため、これまでの登場人物たちの日常が戻ることはありません。

正直、5巻の間に「ボランティア」との決着がつかないまま、主人公だけが次の場所へ移る展開は消化しきれないものが残ります。

新シリーズ『警視庁編』はいつ始まるのか

第1部の完結から新シリーズへの流れは、すでに公式に動き出しています。

作者が発表した2026年の新連載

2025年12月30日、黒丸氏が公式X(旧Twitter)とコミックDAYSを通じ、『東京サラダボウル 警視庁編(仮題)』を2026年に開始すると発表しました。鴻田麻里と有木野了、二人のコンビ続投も明言しています。

具体的な連載開始月日や掲載媒体は「追ってお知らせする」段階です。

ドラマ2期と今の視聴手段

ドラマ第2期について、NHKからの正式な発表はまだありません。ただし、2025年末にNHK総合が深夜帯で全話の再放送を実施しており、局が作品に価値を認めていることはうかがえます。

項目内容
漫画第1部全5巻完結(2021年6月〜2024年2月連載)
ドラマ版全9回放送終了(2025年1月7日〜3月4日)
新シリーズ『警視庁編(仮題)』2026年連載開始予定
視聴・購読NHKオンデマンド、コミックDAYS、電子書籍各サイト

第1部はコミックDAYSの作品ページから今でも読めます。続きは2026年、同じ二人で始まります。

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