エキゾチックブリーの値段が気になりませんか?筋肉質な見た目から、どんな犬なのか、何のミックスなのか疑問に思う方も多いでしょう。
この記事では、エキゾチックブリーとは何かという基本から、寿命、そして気になるエキゾチックブリーの値段について詳しく解説します。
エキゾチックブリー販売の現場では、5000万円という驚きの価格が話題になる一方、安い個体や里親制度、さらには「アメリカンブリー子犬あげます」といった情報も見られます。
大阪のような都市部での子犬販売事情や、比較対象として猫のエキゾチックショートヘアの平均価格にも触れながら、あなたが納得できる一頭を見つけるための情報を網羅的にお届けします。
- エキゾチックブリーの値段相場と価格が決まる理由
- 犬種としての特徴や性格、寿命に関する基本情報
- 信頼できる販売店や里親制度での迎え方
- 高額な個体と安い個体の違いと注意点
エキゾチックブリーの値段と基本情報を解説
- そもそもエキゾチックブリーとは?
- 見た目に反して穏やか、どんな犬?
- エキゾチックブリーは何のミックス犬か
- 気になるエキゾチックブリーの寿命
そもそもエキゾチックブリーとは?

エキゾチックブリーとは、アメリカンブリーから派生して誕生した、比較的新しい犬種です。その歴史はまだ浅いものの、個性的で愛嬌のあるルックスから世界中の愛犬家の間で急速に人気が高まっています。
元々、アメリカンブリーが家庭犬として理想的なパートナーになるよう改良された犬種ですが、エキゾチックブリーはその中でも特にユニークな外見的特徴を強調して作出されました。具体的には、よりコンパクトで筋肉質な体型、短いマズル(鼻)、幅広の顔などが特徴として挙げられます。
このように、エキゾチックブリーはアメリカンピットブルテリアを基礎としながら、家庭で飼育しやすい性格と、唯一無二の存在感を両立させた魅力的な犬種と言えるでしょう。
エキゾチックブリーのポイント
- アメリカンブリーをベースに、より個性的な外見を追求した犬種
- 歴史は浅いが、世界的に人気が急上昇している
- 家庭犬としての飼いやすさと、ユニークな見た目が魅力
見た目に反して穏やか、どんな犬?
エキゾチックブリーは、がっしりとした筋肉質な体格と強面の顔つきから、「攻撃的なのでは?」「飼うのが難しいのでは?」という印象を持たれがちです。しかし、その見た目とは裏腹に、性格は非常に穏やかで愛情深いことで知られています。
家庭犬として改良された背景から、飼い主や家族に対しては非常に従順で、甘えん坊な一面を見せることが多いです。人懐っこいため、小さなお子さんや他のペットとも良好な関係を築きやすいと言われています。表情も豊かで、時折見せる哀愁を帯びた顔つきに心を奪われる飼い主も少なくありません。
もちろん、どんな犬種であっても社会性を身につけさせるためのしつけは不可欠ですが、エキゾチックブリーは基本的な性質として、パートナーとして非常に優れた資質を持っています。
安易な理由で迎えるのはNG
そのユニークな見た目から「かっこいいから」という理由だけで飼育を検討する方もいますが、一つの命を預かる責任は他の犬種と何ら変わりません。穏やかな性格とはいえ、適切なしつけや十分なコミュニケーションが必要です。新しい家族として終生愛情を注ぐ覚悟を持って迎えることが大切です。
エキゾチックブリーは何のミックス犬か

「エキゾチックブリーは何のミックスですか?」という質問は非常によく聞かれますが、実は「特定の犬種と犬種を掛け合わせたミックス犬」という定義は正確ではありません。
正しくは、アメリカンブリーという犬種の中から、より特徴的な外見を持つ個体を選んで繁殖させた結果、確立されたスタイルと理解するのが適切です。そのため、血統の源流をたどると、アメリカンブリーの作出に関わった犬種に行き着きます。
アメリカンブリーは、主にアメリカンピットブルテリアとアメリカンスタッフォードシャーテリアを交配させて誕生しました。つまり、エキゾチックブリーは「アメリカンピットブルテリアが基礎となったミックス犬種から派生した犬種」と言うことができます。
アメリカンブリーとの違いは?
エキゾチックブリーとアメリカンブリーは非常によく似ていますが、エキゾチックブリーの方がより体高が低く、足が短く、全体的にコンパクトでずんぐりとした体型をしている傾向があります。顔つきも、より個性的で愛らしい印象を与えることが多いです。
気になるエキゾチックブリーの寿命
エキゾチックブリーの平均寿命は、約8年~12年が目安とされています。これは、他の同サイズの中型犬と比較すると、やや短い傾向にあるかもしれません。
その理由として、エキゾチックブリー特有の体型が関係していると考えられています。短いマズル、筋肉質でコンパクトな骨格は、特定の健康リスクを抱えやすい側面があります。もちろん、個体差や飼育環境によって寿命は大きく変わるため、日々のケアが非常に重要です。
適切な食事管理、適度な運動、そして定期的な健康診断を欠かさず行うことで、愛犬と一日でも長く健やかな時間を過ごすことができます。
注意すべき特有の健康リスク
エキゾチックブリーは、そのユニークな体型ゆえに以下のような健康リスクに注意が必要です。
- 呼吸器系の疾患:短いマズルのため、いびきや呼吸が荒くなることがあります。特に暑さには非常に弱く、熱中症のリスクが高いです。
- 関節のトラブル:筋肉質な体を支えるため、関節に負担がかかりやすい傾向があります。
- 皮膚疾患:顔のシワなどに汚れが溜まりやすく、皮膚炎を起こすことがあります。
日頃から愛犬の様子をよく観察し、異常が見られた場合は速やかに獣医師に相談することが、寿命を延ばす鍵となります。
エキゾチックブリーの値段と入手方法を解説
- 5000万円は本当?安い個体との差は
- エキゾチックブリー販売と子犬販売の違い
- 大阪など地域別のブリーダー情報
- 里親や「アメリカンブリー子犬あげます」とは
- エキゾチックショートヘアの平均価格と比較
5000万円は本当?安い個体との差は

「エキゾチックブリーが5000万円で取引された」という話は、SNSなどで話題となり多くの人を驚かせました。結論から言うと、これは実例のある話ですが、市場全体の普遍的な価格ではありません。
この価格は、世界的なドッグショーでの受賞歴を持つ親犬から生まれた子犬や、極めて希少な血統、特別な毛色など、複数のプレミア要素が重なった場合にのみ成立する例外的なケースです。いわば、アート作品のような価値が付けられたものと考えると分かりやすいでしょう。
一方、数十万円程度の比較的安い価格で販売されている個体も存在します。価格の差が生まれる主な要因は、以下の通りです。
価格に影響する主な要因
- 血統の希少性:有名な血統やチャンピオンの血を引く犬は高額になります。
- 健康状態や骨格:骨量が豊富でスタンダードに近い、クオリティの高い個体は高価です。
- ブリーダーの実績:信頼と実績のあるブリーダーから迎える場合は、その分価格も高くなる傾向があります。
- 月齢や性別:需要の高い生後2~3ヶ月の子犬は高値がつきやすいです。
つまり、価格が高い個体は血統や健康に対する「保証」がしっかりしている場合が多く、逆に安すぎる個体は何らかの理由(血統書がない、健康上の懸念など)がある可能性も視野に入れる必要があります。価格だけで判断せず、総合的に見極めることが重要です。
高額な個体 | 安価な個体 | |
---|---|---|
メリット | 血統や健康状態が保証されていることが多い 理想的な体型や性格の個体に出会いやすい | 初期費用を抑えられる |
デメリット・注意点 | 初期費用が非常に高額になる | 血統書がない、または情報が不明瞭 健康上のリスクを抱えている可能性がある 購入後のサポートが期待できない場合がある |
エキゾチックブリー販売と子犬販売の違い
エキゾチックブリーを探し始めると、「エキゾチックブリー販売」や「子犬販売」といった言葉を目にするでしょう。これらはほぼ同義で使われることが多いですが、ここでは購入ルートの違いとして解説します。主な入手先は、「ブリーダー直販」と「子犬専門店(ペットショップ)」の2つに大別できます。
どちらを選ぶかによって、価格帯だけでなく、迎えるまでのプロセスや受けられるサポートの内容が異なります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を選ぶことが後悔しないための第一歩です。
ブリーダー直販
ブリーダーから直接購入する方法です。最大のメリットは、子犬が育った環境や親犬を直接確認できる点にあります。犬種に関する専門知識が豊富で、飼育に関する的確なアドバイスを受けられるのも心強いポイントです。
価格帯は50万円~5000万円と非常に幅広いですが、それは血統やクオリティに徹底的にこだわったブリーディングを行っているためです。
子犬専門店(ペットショップ)
複数のブリーダーから子犬を仕入れて販売している店舗です。実際に店舗へ足を運べば、すぐに様々な子犬を見学できる手軽さが魅力です。多くの場合、ペット保険や初期の飼育用品などがセットになっていることもあります。
価格帯は60万円~800万円程度が相場とされていますが、どのような血統の子犬がいるかは店舗の仕入れ状況によります。
購入ルート | 価格帯の目安 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
ブリーダー直販 | 50万円~5000万円 | 親犬や飼育環境を確認できる 専門的なアドバイスを受けられる 血統の信頼性が高い | 価格の幅が非常に広い 見学場所が遠方の場合がある |
子犬専門店 | 60万円~800万円 | 気軽に実物を見学できる すぐに受け取り可能な場合が多い | 親犬の情報が分かりにくいことがある 仲介手数料などが上乗せされる |
大阪など地域別のブリーダー情報
エキゾチックブリーは希少犬種のため、どこにでもブリーダーがいるわけではありません。しかし、人気の高まりとともに、大阪などの大都市圏を中心に専門ブリーダーが増加傾向にあります。
都市部では、海外から優れた血統を積極的に輸入し、質の高いブリーディングを行っている犬舎も少なくありません。関西エリアでは、大阪府だけでなく、京都府や奈良県、兵庫県などにも評価の高いブリーダーが存在します。
信頼できるブリーダーを探すには、ブリーダー紹介サイトを活用するのが効率的です。サイトでは、ブリーダーの評価や過去の販売実績、親犬の情報などを確認できます。気になるブリーダーが見つかったら、まずは問い合わせてみて、犬舎見学が可能かどうか相談してみましょう。
信頼できるブリーダー選びのチェックリスト
- 動物取扱業の登録がきちんとされているか
- 犬舎の衛生管理は徹底されているか
- 親犬の健康状態や性格について丁寧に説明してくれるか
- 遺伝子疾患のリスクなど、デメリットについても隠さず話してくれるか
- 購入後のアフターフォローや相談体制が整っているか
直接会って話をすることで、ブリーダーの犬に対する愛情や誠実さが伝わってきます。価格だけでなく、安心して愛犬を任せられる相手かどうかを見極めることが大切です。データベースに記載のあった京都の「AAOkennel」のように、公式サイトで情報を公開している犬舎もあります。
里親や「アメリカンブリー子犬あげます」とは

エキゾチックブリーを迎える方法として、購入だけでなく「里親」になるという選択肢もあります。これは、様々な事情で飼い主がいなくなってしまった犬を、新しい家族として引き取る制度です。
里親募集は、動物保護団体や地域の保健所、またはブリーダーが引退犬の新しい家族を探す形で行われます。最大のメリットは、費用を大幅に抑えられる点です。譲渡費用は無料から数万円(ワクチン代などの実費)程度で済む場合がほとんどです。
ただし、注意点もあります。里親募集に出される犬は成犬であることが多く、子犬から育てたいという希望には沿えない可能性があります。また、過去の経験から心に傷を負っている場合もあり、新しい環境に慣れるまで時間と根気が必要になることもあります。
「アメリカンブリー子犬あげます」の注意点
インターネットの掲示板などで「アメリカンブリー子犬あげます」といった個人間の譲渡情報を見かけることがあります。これはエキゾチックブリーの近縁種ですが、同様の募集があるかもしれません。無償で譲ってもらえる魅力はありますが、個人間の取引はトラブルのリスクが伴います。
- 健康状態が不明:ワクチン未接種や、病気を隠して譲渡されるケースも。
- 情報の信憑性:犬種や血統について虚偽の説明をされる可能性。
- 金銭トラブル:後から輸送費などの名目で高額な請求をされることも。
安易に飛びつかず、譲渡を受ける際は身元が確かな保護団体やブリーダーを通すことを強く推奨します。
エキゾチックショートヘアの平均価格と比較
ここで少し視点を変えて、他の人気のペットと比較してみましょう。エキゾチックブリーと名前が似ていることから混同されることもある、猫の「エキゾチックショートヘア」の価格はどのくらいなのでしょうか。
エキゾチックショートヘアは、ペルシャ猫の血を引く、鼻が低く愛嬌のある顔が人気の猫種です。その平均価格は、約18万円~24万円前後が相場とされています。
もちろん、これはあくまで平均的な価格であり、犬と同様に毛色や血統、ペットショップやブリーダーによって価格は変動します。
毛色による価格の違い(エキゾチックショートヘアの例)
データベースの情報によると、エキゾチックショートヘアの価格は毛色によっても差が見られます。一例として、以下のような価格帯が示されています。
- ブルー:約18万円
- ブラウン:約21万円
- クリーム:約21万円
- ブラック:約24万円
このように、人気の毛色や希少な毛色が高値になる傾向は、犬も猫も同じようです。エキゾチックブリーの値段を考える上で、ペット市場全体の価格形成の仕組みを理解する参考になるかもしれません。
エキゾチックブリーの値段と選び方を総括
以下はこの記事のまとめです。
- エキゾチックブリーはアメリカンブリーから派生した新しい犬種
- 見た目は筋肉質だが性格は穏やかで愛情深く家庭犬向き
- 平均寿命は一般的に8年から12年で日々の健康管理が重要
- エキゾチックブリーの値段は数十万円から数百万円が一般的
- 5000万円という価格は世界的な血統など特別な要因が重なった例外
- 価格は血統、健康状態、骨格、ブリーダーの実績で大きく変動する
- 主な購入先はブリーダー直販と子犬専門店の2つ
- ブリーダー直販は親犬や環境を確認でき専門知識が豊富
- 里親制度は費用を抑えられるが成犬中心で審査がある
- 安い価格の個体は血統や健康保証が不十分な可能性に注意
- 「アメリカンブリー子犬あげます」などの個人間取引はリスクが高い
- 名前が似ている猫のエキゾチックショートヘアは全く別の品種
- 購入前には必ず見学し、自分の目で犬や環境を確認することが大切
- 信頼できるブリーダーから迎えることが後悔しないための最も重要な鍵